2013年2月 のアーカイブ

むくみに対する気功

2013年2月26日 火曜日 投稿者:nobu

患者さんが、全身のむくみがひどくなり来院された。もともと糖尿病の進行を遅らせ、かつ二次的な症状に対する施術を行っていたのだが、急に全身にむくみがひどく出てきたようである。

当然先に行きつけの病院で診てもらってから当院に来てもらった訳だが、病院ではしばらく様子を見ましょうとの事のようで、血液の状態などわからないまま考えられる部位の施術となった。

むくみに関しては、腎臓、肝臓、心臓の臓器の改善をまず考えます。特に今回はチョット歩くだけでも疲れるとの患者さんの話から、心臓を十分に施術してみる事にした。

施術が終わって、患者さんの顔のむくみが改善した感があるがしばらくは様子見が必要であります。

むくみは体のなかで水分の代謝のバランスが崩れている状態であるので、血液状態、尿量など病院の検査結果をよく見ながらどこが悪いのか見極め、施術を進めなくてはなりません。

気功治療として貢献できるのは、弱った臓器の直接改善を計れるところです、ただそれを活かすには的確な病態の見極めが必要と感じます。

 

筋力アップの治療について

2013年2月8日 金曜日 投稿者:nobu

筋力というと通常、マッスル(骨格筋)を想像すると思います。病気などにより患部の筋力が低下していると我々は考え施術していくのですが、この場合骨格筋のみならず内臓の平滑筋や括約筋、心臓の横紋筋、血管平滑筋なども含めて筋力といいます。

骨格筋以外はほとんどが自分の意思で制御できない筋肉で自律神経によってコントロールされています。

骨格筋などはリハビリなどによって動かしていき、筋力を正常に戻していけますが内臓の筋力などはそういう訳にはいかないという事は容易に想像できるのではないでしょうか。又薬でも筋力を正常化する方向性はあまりないように思います。

AST気功の特徴として、上記のような筋力全般に対して気の働きを使って正常に回復させていく手段があるというのは大きい意義があります。現にほとんどの疾患への施術で、このような筋力アップを用いております。

体温の調節

2013年2月1日 金曜日 投稿者:nobu

体温は36度から36.5度位の人が多いと思います。体にとって最も温度を保ちたい部位は脳と脊髄です、いわゆる体の深部になります。

寒い冬は体から温度が逃げないように皮膚の血管が収縮して熱の発散を抑えます。逆に熱い夏には血管は拡張して熱を逃がし体温を下げます。

最も大切な深部を守るために体表近くは温度の調整部位になってます。冷え性の人に気功を行う時は、冷えている手足の血行を良くするアプローチをしていく訳ですが、もともと体の熱を生みだす量が少ない人には上記の理由から深部体温優先で末端まで熱がゆきわたりにくい事もあるのかもしれません。

よく熱を生みだす部位として筋肉があります、運動して筋肉を増やし、よく動く事は多くの熱を生みだします。又食事をして内臓がよく動く事でも熱は生まれています、食事して汗をかくのは食べ物の温度もありますが、内臓から発する熱もあります、特にたんぱく質を消化する際の発熱量が高いそうです。

体温の改善には無理なダイエットはせずたんぱく質を良く摂り、可能であれば筋肉をつけるような運動も有効です。温泉に毎日何時間かつかるというのも効果があるそうですがこれはできる人が少ないと思いますね。